あきほ鍼灸院

よみもの

お肌について

当院では、美容鍼灸メニューも準備いたしております。
あなたにより綺麗になってほしいから、鍼灸治療でだけでなく、お肌について、
東洋医学から普段のお手入れのことまでお話ししたいと思います。
参考にしていただければ嬉しいです。

<東洋医学的お肌についての考え方>


東洋医学では、お肌のバリア機能のことを「衛気(えき)」といって
「気」の働きをしています。
2000年以上昔の書物には、この「衛気」を正常にするために、養生法や鍼灸、
漢方、気功、膏薬(塗り薬)などの治療方法が挙げられています。食べ物や、
心のありよう(ストレスなど)、スキンケアなどがお肌に影響を与えるということは
昔から言われていたのです。
さらに、この「衛気」は、毛穴の開け閉めを行う働きがあり、汗の調節と深い
かかわりがあります。この働きによって、寒さ、暑さからも身を守ってくれ、
さらに、風邪からも守ってくれると考えられています。
皮膚を健康に保つことは、体の健康に直結すると考えられますね。

<ストレスと肌荒れ>


ストレスがお肌のトラブルと考えている人は多いようです。
戦闘モードの交感神経と、リラックスモードの副交感神経の2つ自律神経が
体の器官の働きを調節しています。ストレスがかかると、この2つの自律神経の
バランスやON、OFFが適切にならずに、器官や臓器の働きが悪くなり、消化・
吸収・排泄が不十分になり、お肌に栄養が送れなくなったり、
老廃物が溜まったりして、お肌の不調をまねきます。
鍼灸は、自律神経のバランスを整えるのに効果的と言われています。
鍼灸で、体の働きを正常な状態に近付け、お肌のトラブルの解消に努めていきます。

<普段のお手入れ>


紫外線を避けるために、日焼け止めや日傘などの対策はもとより、
空気の乾燥などから、角層がダメージを受けるのを避けるために、保湿をしっかり
行い、お肌を健康な状態である弱酸性に保つことをお勧めします。

化粧品については、本院でもお肌の状態別にご提案できるものがございますので、
ご相談ください。

<普段の食事と栄養補助食品(サプリメント)>


体の細胞一つ一つを作っているのは、普段の食事です。
ジャンクフードや、栄養のないものを食べていると、今はお肌に症状が
出ていなくても、いずれはお肌や体の不調という形で体は悲鳴を上げます。
現代人の食事は、ご飯やパンやパスタなどの炭水化物や、脂質は十分摂取できて
いても、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足していることが多いようです。
お肌を構築しているコラーゲンやエラスチンはタンパク質です。また、お肌の
新陳代謝などの機能を発揮するには、ビタミンやミネラルが不可欠です。
不足すると、お肌の不調につながります。
まずは、トマト、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃなどの色の濃い野菜(緑黄色
野菜)や、根っこのお野菜(ごぼう、にんじん、大根など)、海藻(昆布、わかめ
など)をしっかり取ることと、お肉や魚、卵などのタンパク質も取れているか考えて
みて下さい。

それでも、お肌の不調に変化がなければ、栄養補助食品(サプリメント)もお勧め
しています。
サプリメントは、いろいろな種類をとるより、マルチビタミン&ミネラルのものが、
バランスが取れていていいようです。ただし、良質のものを取らないと、細胞まで
効率よく吸収されないものもあるようです。
栄養補助食品(サプリメント)につきましては、本院でもご提案できるものが
ございます。
ご相談下さい。

<老化とお肌>


年を重ねることで、人は年々エネルギーの生産能力が下がっていきます。
エネルギーの生産能力が下がると、各臓器、器官が今までのように
働かなくなります。すると、代謝が悪くなり、老廃物が溜まり、老化が進んでいくと
考えられています。エネルギーの生産を担っているのは、細胞の中にある
ミトコンドリアです。
ミトコンドリアの活性は即エネルギーの生産効率につながります。ミトコンドリアの
活性が下がるとエネルギー生産量が落ちるだけでなく、エネルギー生産の副産物で
ある活性酸素が増加します。活性酸素は、細胞を傷つけ、破壊します。これも、
老化につながります。
この老化がお肌におこると、シミ、シワ、たるみ・・・というようになるのです。

本院では、ミトコンドリアの活性に働きかけるとされるサプリメントもございます。
一度、ご相談ください。